GW明けの5月8日は一時ストップ高に迫る高値を付け終値が514円、本日は得買いスタートも後場は480~490円台の攻防となり最後は若干の投げ売りがありそのまま引けた感じでした。
◆2017年5月9日 取引詳細情報
前日値 :514円
始値 :510円
高値 :534円
安値 :483円
終値 :489円
出来高 :12,328,000株
時価総額:55,948百万円
株式取引って本当に難しいし中々予想通りにはいかないものですね。
まぁ、予想通りいくなら誰も苦労も損もしませんし大金持ちになれますね。
話はそれますが某総帥が先日、『教科書通りにいかなかった・・』と発言していましたが、あのような立場の方が公の場でこのコメントは流石にマズイのでは?・・・と思ったのは私だけでしょうか。
それにしても素人の予想など全く当てになりませんね(汗)
ドイツ銀行はまだしも、まさか増資引き受け先のモルガン・スタンレーMUFGまでもが空売りを仕掛けてくるとは思いませんでした・・・
(少しだけ自信あったのに、ぐっすん)
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[ 目次 ]
モルガン・スタンレーMUFG、ドイツ銀行の空売り実績
2社の空売り実績については先日の記事で書きました以下ソースより確認できます。
(株)ジーエヌアイグループ機関の空売り残高情報
<出典 空売り残高情報を検索>
2017/05/02
社名 :ドイツ銀行ロンドン支店
残高割合:0.500%
残高数量:583,000株
2017/05/08
社名 :モルガン・スタンレーMUFG
残高割合:0.650%
残高数量:746,299株
ドイツ銀行は2017/04/28で報告義務消失し、以降2営業日で更に減らしたと思っていたら予想の逆で増やして(報告義務発生)いました。
モルガン・スタンレーMUFGは行使日初日からの空売り・・・
何故なのでしょうか?
調べた結果、GNI(2160)の今後の方向性の指標になりそうな現在進行形の類似案件を確認することができました。
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テラ(2191)第三者割当による第17回新株予約権
第三者割当てによる第17 回新株予約権(行使価額修正条項及び行使許可条項付)の発行に関するお知らせ
<出典 テラ株式会社 IR情報>
テラ(2191)が治験実施に伴う費用捻出のために増資するというIRですが、割り当て先が『モルガン・スタンレーMUFG』、新株予約権の発行条件が『行使価額修正条項及び行使許可条項付』・・・つまりMSワラント。
今回のGNI(2160)と全く同じスキームです。
しかも驚いたことにIR文面が各社の固有情報以外はほぼ同一の文言。表の構成までも同じです。
これはモルガン・スタンレーMUFGがIR文面もテンプレートとして用意した上での提案だったということが推測されます。
『当社は、今回の資金調達にあたり、割当予定先であるモルガン・スタンレーMUFG証券株式会社のほか、国内外の金融機関に相談し、資金調達方法の説明や提案を受け・・・』までテンプレートだったかと思うとちょっと萎えます。。。
第三者割当てによる第40 回新株予約権(行使価額修正条項及び行使許可条項付)の発行に関するお知らせ
<参考出典 株式会社ジーエヌアイグループ IR情報>
気持ちを切り替えて、テラ(2191)の株価推移や新株予約権の行使状況が今後のGNI(2160)の方向性の手掛かりになるのではと考えます。
テラ(2191)の株価推移・新株予約権の行使状況
株価推移
新株予約権の行使状況(IR)
行使価額修正条項付 第17 回新株予約権の月間行使状況に関するお知らせ(1月分)
第三者割当てによる第17回新株予約権(行使価額修正条項及び行使許可条項付)の大量行使に関するお知らせ(2月分)
第三者割当てによる第17回新株予約権(行使価額修正条項及び行使許可条項付)の月間行使状況に関するお知らせ(3月分)
第三者割当てによる第17 回新株予約権(行使価額修正条項及び行使許可条項付)の月間行使状況に関するお知らせ(4月分)
<出典 テラ株式会社 IR情報>
新株予約権の行使状況(EDINET)
<出典 EDINET>
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あとがき
モルガン・スタンレーMUFGの行使状況を見ると非常に細かく分散して行使していること、それに合わせ空売り(市場内・外)も早い段階から織り交ぜていることが確認できます。
私はてっきりある程度纏めて(行使ルールの出来高12.5%の範囲内で)行使すると思っていました。
また、現状下限行使額(359円)には達していないようです。※ただし会社の業績、パイプラインの状況により株価は大きく変動するもなので参考程度にしか見ていません。
空売りについては行使と合わせて両建てして儲けようとする方針なのでしょうか。
テラ(2191)及びGNI(2160)IRには『当社並びに当社の役員、役員関係者及び大株主は、割当予定先との間において、株券賃貸借契約を締結する予定はありません。』の文言があります。
モルガン・スタンレーMUFGは『大株主から株を借りて空売りはしないけど自前で調達できる分の空売りはするからそこのところヨロシク』と契約締結時に取り交わしていたのかもしれません。
テラ(2191)に対するモルガン・スタンレーMUFGの行使・空売り状況は確認できましたが、だからと言ってGNI(2160)が全く同じ状況になる保証はどこにもありません。
それでも調べたことによりGNI(2160)がモルガン・スタンレーMUFGに空売りされたことについては少しスッキリしました。
本日もかなりの出来高があったのである程度は行使された可能性もありそうです。
ただ、400円台後半では先日のIRの行使許可数(1,140万株)全てを行使してもBAB買収額に届きません。
GNI(2160)としては必ず増資を成功させ、BABを買収したいはずですから7月末までに株価上昇の起爆剤(IR)は要所要所で必ず仕掛けてくるはずです。
1Qの決算短信(2017/05/15予定)は過剰な期待はしない方が良いですが起爆剤第一弾となるネタは何になるか楽しみです。
ドイツ銀行ロンドン支店?
モルガン・スタンレーMUFGの空売りの理由が何となく解ったのでもうどうでもいいです(笑)
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