ジーエヌアイ(2160)GNI 祝行使完了!増資(MSワラント)7月行使状況所感

7月18日は行使完了IRが出たため、株価上昇の期待が高まり特買いスタートとなりました。一時高値712円を付けるも窓も律儀に閉めて終値は前日比-1円の672円となりました。

◆2017年7月19日 取引詳細情報

前日値 :673円
始値  :693円
高値  :712円
安値  :647円
終値  :672円
出来高 :13,408,000株
時価総額:79,231百万円

◆機関空売り情報

2017年7月18日
モルガン・スタンレーMUFG
残高数量:  2,600,299株
増減量 : -1,943,000株

2017年7月10日
JPモルガン証券
残高数量:   1,067,847株
増減量 :        65,000株

2017年7月7日
ドイツ銀行ロンドン支店
残高数量:  1,756,000株
増減量 :    -177,000株

2017年6月22日
Numeric Investors(Alt Beta)
残高数量:     622,000株
増減量 :      -63,000株

2017年7月13日
Nomura International plc
残高数量:     482,000株
増減量 :    -199,000株

2017年7月14日
Credit Suisse Securities
残高数量:   1,555,365株
増減量 :      263,000株

 

ついにこの日が来たのか!といったところでしょうか。
去る7月18日に以下のIRが出ました。

行使価額修正条項付新株予約権の行使の完了、大量行使
及び月間行使状況に関するお知らせ
<出展 株式会社ジーエヌアイグループ IR>

今回のIRにより全ての新株予約権を行使したことが確認できました。
いつもの如く対比表やグラフから行使完了までの推移の確認とそこから何か見えてくることがないか考えてみたいと思います。

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出来高・空売り残高に対する行使状況

※グラフレンジは出来高6,500万株に合わせると空売り、行使数が地を這うようなグラフになるので上限値を前回同様2,500万株までとしました。

対比表について、空売り残の表記に一部誤りがあったので見直しました。
具体的には凡例に書いている通りですが、残高割合が5%を切ると報告義務を消失することからその後の推移が解らなくなります。
その点を表記と色で明示しています。

7月前半は予想通り淡々と行使されていたようですが、7月18日からの増し担保規制解除、7月14日のBAB M&A経過開示も手伝ってか出来高が1,000万を超えそれに合わせて一気に行使されたようです。

先週末時点で7月行使累計が約192万株(大量行使報告条件は200万株以上)、そして7月18日単日で215万株行使・・・
何か色々仕組まれていたのではと妄想してしまいます。

そして、7月に入り行使完了まで以前の記事に書いた通り、以下『行使法則』に則り継続して行使していたように見受けられます。

①おおよそ20万株以上行使された日はその行使数量の50%~100%近くの空売りを同日に実行している。
②行使数量が0、あるいは比較的少ない(数万)場合、同日の空売り残数を大きく減らしている。
③大量行使の3営業日後にその行使数量に近い数量分の空売り残を減らしている。
<過去記事>
ジーエヌアイ(2160)GNI 一時の収束?増資(MSワラント)6月行使状況所感②

例えば、7月18日の約215万株もの大量行使は③の法則により同日約194万株の空売りをしています。そして3営業日後(7月21日)に行使数量に近い数量(200万株程度)の空売り残数減が予想されます。

行使進捗と65億円進捗状況

対比表を見ると7月3日には既にBAB M&Aに必要な資金が調達できていたようです。(約67.2億円)
そして今回の増資における最終的な調達額は約87.5億円となったようです。
これは4月21日IRに掲げていた目標調達額135億円に対し約65%の割合となります。

やはり気になる点としては今後、資金不足(再増資懸念)があるか否かとなりますが、こちらも前回の行使所感で書いた通り当面はその可能性低いと考えています。

① BAB株式の取得費用/ 65億円
平成29年6月~平成29年8月(100%調達済)
② 中国におけるF351の研究開発費用/15億円
平成30年1月~平成32年12月
③ 米国におけるF351の研究開発費用/40.8億円
平成29年12月~平成32年11月
④ 中国におけるアイスーリュイの適応症拡大によ
るDN治療薬としての研究開発費用/10億円
平成29年7月~平成32年6月
⑤ 中国におけるアイスーリュイの適応症拡大によ
るCTD-ILD治療薬としての研究開発費用/5億円
平成29年7月~平成32年6月

第三者割当てによる第40回新株予約権(行使価額修正条項及び行使許可条項付)の発行に関するお知らせ P.7
<出展 株式会社ジーエヌアイグループ HP>

最終調達額から①を引いた分、つまり約22.5億円で②~⑤を賄うことになります。

②~⑤は今後3年間にかけて段階的に資金が必要になることから当面はこの約22.5億円で賄えるのではと推測しています。
今後発生する不足資金については一部内部留保割り当ても考えられますが、財務健全性や何らかのリスクを考慮してある程度キャッシュはプールしておくことが望ましいと考えます。
やはり保険収載によるアイスーリュイの顕著な売り上げを会社は見込んでいるのではと予想しています。

ただし③米国F351治験が当初予定の大手製薬会社との提携ではく、仮に私の妄想通り自前で進めることになるようであれば、その資金は③以上に必要となるはずです。
そうなると再増資の可能性もゼロではありません。
ただ、その頃には黒字化し、財務状況も健全な状態になっているであろうことから金融機関等からの融資の可能性も再浮上します。

しかし仮に『増資』を選択したとしても、こうした背景(ブロックバスター候補薬を市場規模世界最大の米国にて自前で治験を進める事実)であれば株主の理解も得られ、今回のような下落相場は無く、むしろ上昇する可能性すらあるのではと妄想しています。

 

※F351の市場規模:NASH・NAFLD、世界市場規模は350億米ドル
<参考過去記事>
ジーエヌアイ(2160)GNI F351米国進出の布石

行使状況と各社空売り状況

※こちらの対比表も報告義務消失分の見直しを行いました。

尚、グラフはぐちゃぐちゃで何が何だか解らない状態になってしまいましたので掲載しません・・・

7月に入り、第6勢力として『Credit Suisse Securities』が現れました。
そして7月14日時点でNumeric Investors(Alt Beta)、Nomura Internationalは報告義務を消失しています。

モルガン・スタンレーMUFGは昨日7月18日の空売り&大量行使(行使完了)に伴い今後、大きな空売りは仕掛けてこない(場合によっては完全撤退も?)のではと予想しています。

※上述の理由の他に、もう一つ別の理由の可能性として『あとがき』に記述します。

 

本日7月19日は行使完了IR翌日のため株価上昇の期待があったかと思いますが、結果的には高値712円をつけるも終値は前日比-1円の672円でした。
増資完了IRで嗅ぎつけた短期一見さんの損切りも多かったと思いますが、この流れをしかけてきたのは空売り残高の多いドイツ銀行ロンドン支店やCredit Suisse Securitiesあたりの可能性が高いかもしれません。

各機関の空売り残高推移から、一時的な下落相場はまだまだ訪れることがあるかと推測しています。

あとがき

今回の増資完了IRは一株主としては大変嬉しく思います。
謎のBABという人工骨会社のM&A発表から始まり・・・
そしてその直後の増資発表・・・

発表当初から、何故この時期なのか?
何故本業に関係なく、しかも姉の会社をM&Aするのか?
株主は会社の紐としか考えていないのか?

ネット上でも様々なネガティブ意見がありました。
GNI(2160)の成長を期待する私も裏切られた気持ちで怒りを覚えたこともありました。

しかし、会社からのBABに関する情報や指針の開示、また自身でも関連事項を調べることによりM&Aの意義を僅かかもしれませんが理解することができました。

『M&Aが何故今なのか?』という理由も個人的には『米国F351治験のための早期黒字化』と妄想していますがこれが正しいかは勿論解りませんし、GNI(2160)からの正式アナウンスも現時点でありません。

この件について、株主総会ででも質問しない限りGNI(2160)からは言及されることはないのかもしれません。
だから今後の動向に注目していきたいと思います。
(それでも解らなければ来年の株主総会で質問しようかな。。。非常に気になるので)

増資も終わり、大きなネガティブ要素がまた一つ無くなりました。

今現在、GNI(2160)が抱えるネガティブ要素と言えばやはり『安定大株主不在』ではないでしょうか。

今後、大きなニュースが出ることを期待してる反面、何処かに目を付けられ敵対的M&Aされないか非常に心配しています・・・

またまた個人的妄想ですが、今回の増資(2,000万株発行)の裏スキームにより大株主が現れるのでは?と密かに期待しています。

 

ところで今回の行使完了IRが出された7月18日、場中にも以下のIRが出されていました。

『(省略)BAB LLCの発行持分数の変更に伴うもので、GNI USA, Inc.が同社の持分の70%を取得すること及び取得総額に変わりはありません。

(変更)(経過開示)Berkeley Advanced Biomaterials LLC の買収に関するお知らせ
<出展 株式会社ジーエヌアイグループ HP>

詳しい背景は解りませんが、最後の2行に記述されている通りで特段問題ない内容と認識しています。

 

最後に、本日以下のニュースがありました。

モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社に対する処分について
<出典 日本取引所グループ マーケットニュース>

株式会社西武ホールディングスの気配値で見せ板による相場操縦から、金融庁から課徴金約2.2億円納付命令と東証から2017年7月31日から同年8月2日までの売買停止処分及び過怠金8千万円の賦課を受けたということです。

GNI(2160)においても何処の誰の仕業か知る術もありませんが、寄りで数万~数十万株程度の見せ板が常態化しています。(5分前程度で100%に近い確率で取り消されます。)

今回の件は株式会社西武ホールディングスの事案でありGNI(2160)との直接的な因果関係はありませんが、GNI(2160)の増資引受け元である同社であることから今後の動向が気になるところです。

 

7月もあと8営業日となりました。

期待するエキサイティングなニュースはもうすぐそこまで来ているはずです。

 

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