ジーエヌアイ(2160)GNI 未来は開けた?有償ストック・オプションIR所感

本日はマザーズ全般銘柄で大きく値を下げましたがGNI(2160)も高値との値幅が100円と大きく値を下げました。
失望売りも手伝い一時570円台をつけるも600円以下で待っている機関や個人投資家(NISA枠を意識した買い)からの買いなのか、その後は610円台まで戻して引けました。

◆2017年6月23日 取引詳細情報

前日値 :654円
始値  :656円
高値  :670円
安値  :574円
終値  :616円
出来高 :17,384,000株
時価総額:72,629百万円

◆機関空売り情報

2017年6月22日
モルガン・スタンレーMUFG
残高数量:  1,362,299株
増減量 : -486,000株

2017年6月14日
JPモルガン証券
残高数量:     923,847株
増減量 :    -113,000株

2017年6月20日
ドイツ銀行ロンドン支店
残高数量:  2,158,000株
増減量 :      -98,000株

2017年6月8日
Numeric Investors(Alt Beta)
残高数量:     685,000株
増減量 :                 0株

 

MSワラント中にまさかのストック・オプション(増資)・・・

HPのIR一覧を見たとき『うげっ、マジかぁぁ』と思いましたがその実態はいかに?
ストップ安レベルの内容なのでしょうか。

このIRについて検証したいと思います。
また、合わせてこのIRから導き出される各種情報についても検証していきます。

 

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第41回ストックオ・プションIR要約・所感

◆背景
・上場来10年の節目となる本2017年期末に悲願の連結営業利益の黒字化を目指す。
・取締役に株主と同様の視点に立つと同時にインセンティブによる士気(企業成長戦略の意識)を高める。

◆対象者
・役員7名

◆新株予約権/出資財産
・発行数量 :955個(1個=1,000株)
・行使価額 :658円(1個あたり)
・出資財産 :654円(1株あたり)

◆新株予約権行使条件(2017年期末)
・売上総利益  :1億1,000万人民元(17億8900万円)
・連結営業利益 :黒字化

 

今回のストックオプション自体は行使条件として会社の成長を約束しているのでその点については良いことと思いますが、正直なところその設定ハードルが低いように感じました。

まず、新株予約権行使条件ですがアイスーリュイの保険収載という話がなかったら妥当な目標だと思いますが、保険収載の事実があり3Q後半から4Qにかけて著しい売り上げが予想されるはずです。
当該条件は恐らく3Qの早い段階(福建省効果で場合によっては2Q)で達成しているのではと考えます。

次に新株予約権と新株(出資財産)の価額についてです。
個人的には、取締役に対する成果の期待と本人たちの社運を担う立場である重責を自覚させるために以下位にしてもよかったのではと考えます。

・行使価額 :1,000円(1個あたり)
・出資財産 :2,000円(1株あたり)

行使期間が約10年あるので出資財産は5,000円でも高くないと思ってしまうのですが(笑)

 

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第41回ストック・オプションIR妄想劇?

履行中のMSワラントもそうだけれど、新株予約権行使や行使による新株GETって仕組みが解り難いです。

前段もちょっと解り難い表現になってしまったので対話的な表現で今回のIRの仕組みと意図を纏めてみました。
始めはまじめな言葉遣いで書いたのですが堅苦しい感じになってしまったのでちょっとコミカルな感じに演出してみました(笑)

 

【G】会社のエキサイティングな成長に向け皆さんには更に頑張って頂きたいので、ここに集まって頂いた取締役7名に新株を安くGETできる権利を与えます。
『取』ひゃっほぃ!
【G】でもお題(行使条件)を達成したらね。
『取』よっしゃ、頑張る!
【G】それと、新株をGETするために、まず皆さんには引換券(新株予約権)を買って頂きます。
『取』ABC48のCD(握手券)みたいなもの?
【G】うーん、ちょっと違うけど平たく言えばそんなものです。
『取』安く新株がGETできるならしゃーない。で、お幾ら?
【G】1個あたり658円で955個用意したから総額628,390円ね。これを7月10日までに7人で用意してね。配分は***ね。
『取』そんなもんでいいの?よっしゃ、期日までに用意するわ。で、新株は幾らで売ってくれるの?今日の終値ガラって616円でかなり落ち込んでるんだけど。
【G】出血大サービスで1株あたり654円ね。
『取』はぇ?それじゃ引換券の出費もあるしめちゃ赤字になるやん!
【G】大丈夫。引換券使ってもいい時期は来年の4月から。それまでにほら、*****とか、*******とか、******とか、*******があるでしょ。そしたら株価****円とか****円とかになってるじゃないかな。
『取』うっは!!つまり1,000株(1個)分を行使する場合、引換券代658円+新株代654,000円=654,658円を実費負担ってことで、来年の4月に低く見積もって株価が1,500円になってれば儲けは約85万円!!俄然やる気出てきたぁぁ!!
【G】あ、あと忘れてたけど引き換え期間は10年間ね。
『取』え?・・・あ・・・へ?え?10年っていったら極秘裏に進めてた******を****して*****と***するとか、*****が****を***でM&Aして****するとか予定では会社が凄いことになってる時期ですよね????
【G】そうだね。行使する時期は任せるけど・・・本心は敵対的M&Aに対して自社株比率をアップしたい思いもあるんだけどね。
『取』10年後に株価***倍!!ひゃっほい!!!
【G】・・・・・

 

仕組みについては多分、こんな流れで合っているかと思います。
(認識違いならごめんなさい。)

尚、後半はかなり妄想が混じっています(笑)

 

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M&A間近?MSワラント行使状況

6月20日のMSワラント大量行使IRから資金調達額が約62億円であることが確認できました。

あれから実営業日で3日しか経っていませんが出来高が毎日数千万もあることから行使進捗(資金調達進捗)が気になります。
そして10%ルールに対してどの程度の行使状況なのか。

 

とその前に、10%ルールについて前回の記事で書きましたが調査不足により誤った点が2個ありました・・・

****************************
※2017/06/28 追記
10%制限の情報及び基準発行株数の情報は誤りでした。
最新の情報は以下を参照ください。
ジーエヌアイ(2160)GNI (訂正版)MSワラント歴月行使進捗
****************************

①10%の期間について
単一暦月中に10%(以下略)』という表現をあまり気にせず5月分、6月分としてカウントしていました。

歴月とは一般に起点となる日付から翌月の起点となる日付の前日を意味するようです。

つまり今回のMSワラントで例えるなら行使開始日が5月9日となるので、この歴月としては6月8日までとなります。

②株式総数について
前回の記事でのMSワラント前株式総数を114,024,831株で計算していましたがこれは2016年末までの情報で誤りであることが確認できました。

『これにより、2017年5月12日現在の普通株式の発行済株式数は、115,382,831株、資本金は6,078,315千円、資本準備金は6,038,315千円となりました。』
<出展 株式会社ジーエヌアイグループ 平成29年12月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)P.15>

MSワラントにより5月9日以降に新株予約権行使=新株発行された訳ですが、この5月9日から5月12日までに行使で増えた新株は969,000株。つまりMSワラント直前の株式総数は115,382,831株‐969,000株=114,413,831株となります。

※上記IRP.2表内『29年12月期1Q(自己株式を含む)』にも同数値が明記されています。

※詳しく調べきれていませんが、どうやら2016年末から2017年5月MSワラント行使前までの間に389,000株増加しているようです。(何の分の増加だろう?)

 

ではここで本題に戻ります。

③6月23日本日現在の株式総数
現在の株式発行総数について、実は今回のストック・オプションIRに答えが隠されていました。
というよりはしっかり明記されていました。

『発行決議日現在の発行済み株式総数の130,331,831 株に対し最大で0.73%の希薄化が生じます。』
<出展 株式会社ジーエヌアイグループ 募集新株予約権(有償ストック・オプション)の発行に関するお知らせP.1>

これにより6月23日現在の株式総数が130,331,831 株であることが確認できました。

これ等の情報を纏めると以下の表になります。

・6月21日~6月23日にかけて166,000株分の行使を実行したことが確認できる。
・6月23日現在の資金調達額は約63.7億円であることが確認できる。
・6月23日現在、歴月による行使可能残数(10%ルール)が約350万株ある。

続いて出来高と日々行使状況の比較です。

 

・6月20日の行使で資金調達額60億円台に達してから行使スピードが激減
・歴月による行使可能残数(10%ルール)が約350万株。かつ残行使数量が約400万株もある(使える弾が沢山残っている)のに行使スピードが激減

 

モルガン・スタンレーMUFGの空売り残高、保有株数(行使取得含む)まで加味して検証していませんが、上記結果から以下のことを推測しています。

①調達期限が短くプライオリティの高い資金調達(BAB M&A)がほぼ達成できたので低価額帯の行使スピードを落とした。
②空売り、行使による儲けが当初の目標値を達成した?及び客先(GNI)の予定最大調達額の135億円に少しでも近づけるために高価額帯での行使を意識している。

 

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MSワラント中にIRは出ないのか?

前回の記事でも書きましたが増資関連のIR以外さっぱり出ません。(今回のIRももれなく増資関連です。)

ここまで増資中にIRが出ないと何かコンプライアンス的な面で問題があるのかと思い調べましたが、検索の方法が悪いのか理由を見つけることができませんでした。

それならGNI(2160)の過去実績を調べてみればと思い確認してみると以下が確認できました。

2013/05/22 第36回新株予約権発行(MSワラント)
2013/06/28 F351、1B臨床試験終了&中国製法特許
2013/09/06 F647・F351、カナダ・インド各種特許
2013/10/24 行使終了(取得及び消去)

2013/10/24 第37回新株予約権発行(MSワラント)
2013/11/21 子会社フォーム状外用薬の開発
2013/12/06 AFTとのF647販売ライセンス契約
2014/01/06 F647製造販売許可
2014/01/17 行使完了

 

更に以前MSワラントで比較したテラ(2191)でも状況を確認しました。

2016/12/13 第17回新株予約権発行(MSワラント)
2017/02/10 樹状細胞ワクチン治験進捗
2017/02/16 再生・細胞医療の産業化拠点内に治験製品製造施設を開設
2017/05/12 樹状細胞ワクチン膵臓がんに対する治験投与開始
2017/05/26 行使完了(取得及び消去)

 

このことから少なくとも法的な問題でIRが出せないということはないようです。

そうなるとやはり気になるのが何故『だんまりなのか』です。

これは前段でも書いたように高値での行使に向け準備を進めているのではと思えてなりません。
(控えてる情報的に適時開示義務に相当するので会社の立場上、大きな声では言えないのでしょうが・・)

 

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あとがき

今回のストック・オプションIRは株主に対して会社の成長を約束したようなものでその配慮事態は好感が持てるかと思います。
(設定価額については甘いように思いますが・・・)

ただ、真の意味で今までの長期ホルダーに対して配慮するのであるならば、黒字化を機に僅かでもいいので特別配当という形で還元するべきと私は思います。

何年も前から会社を信じて含み損やナンピンを重ねてきたホルダーも過日のMSワラントによる暴落で人によっては自身の取得単価と大差ない価額帯で新規の人が参入できてしまう状況でした。

株式取引は勿論自己責任と言えばそれまでではありますが、長期的に会社の成長を信じ、見守ってきた方達の会社に対する不服感は拭えないかと思います。
従って、長期ホルダーを特に優遇した還元方法(例えば保有年数×保有株数×特別配当金等)が下手なIRより何よりの信頼関係回復に繋がり、またより一層株主として会社を応援したいと思うようになるのではと考えます。

 

今後の値動きの指標としては、行使価額を654円にしたことで潜在的に654円を下限ラインとして意識していくことになると考えられます。
(ただし直近では増し担保規制や機関の空売り、本日のようなマザーズ・日経指数連動による一時の更なる下落の可能性はあります)

BABのM&Aの資金もほぼ調いこれから事務的、法的処理が進められ予定通り7月末に実行されることでしょう。

そして、その前後にBIG IRが連発されることを願っています。

 

ところで本日、日経新聞に『伸びる会社MIDDLE200』という新興市場の成長ランキングが発表されましたがGNI(2160)は何と医薬品部門第1位、総合でも23位というランキング(総計208社)でした!

<出典 日本経済新聞『伸びる会社MIDDLE200』>

今年のGNI(2160)は間違いなくエキサイティングの本命であると言えそうです。

GNI(2160)を信じ続けて良かったと思う一瞬でもあります。

 

もう暑い夏はすぐそこまで来ています。

 

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「ジーエヌアイ(2160)GNI 未来は開けた?有償ストック・オプションIR所感」への6件のフィードバック

  1. いつも楽しく読ませて頂いております。7月の超絶材料が待ち遠しいですね!
    残りのワラントをいくらで行使するのか非常に気になります。
    今後ともよろしくお願いします。

    1. >匿名さん
      コメントありがとうございます。
      7月に控えるIR(特に全省保険実装の発表に期待)非常に楽しみですね。
      また、MSワラント、ここまできたらGNIのためにも少しでも高値で行使してもらいたいですね。
      正しい情報でなかったり個人的所感のブログとなりますがこちらこそ宜しくお願いします。

  2. 本日分家掲示板で単一暦月を、会社は1日~月末で考えているとのメール回答があったとのことです。
    私も完全に9日~8日と考えていました。
    会社IR担当からですので、そうなのかなと思います??
    ここまで来るとどちらでもよいのかなとの感じもしますけどね?
    以上報告まで~🌸

    1. >yakushimaruさん
      教えて頂きありがとうございます!
      会社が言うからには間違いないですね。
      早速表の見直ししたいと思います。

  3. 夜分恐れ入ります。
    本日の本板に訂正投稿をしましたら~
    5月8日時点での発行数が10%制限の基準であり、すでに6月は10%オーバーしているとの指摘がお二人からありました。
    会社にメールで問い合わせしましたが、また明日確認したく思います。

    おやすみなさい~

    1. >yakushimaruさん
      実は私も当初よりこの件について疑念を抱いていました。
      『MSCB等の払込日時点における上場株式数の10%』の『払い込み日時』が新株予約権20,000万個を割り当てモルスタから支払われた日を指すのであれば114,413,831株が基準になるのでその方々の意見が正しいかもしれません。
      私は『払い込み日時』とは新株予約権を行使して普通株が発行される際のモルスタからの払い込みがそれと認識して今に至っています。
      いずれにしてもIRはどちらにも解釈できる表現なので直接確認がいいのかもしれないですね。
      そして早速お問い合わせされたということでありがとうございます。
      結果が解りましたたらあちらの掲示板にでも書き込み頂けると嬉しいです。

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