予想はしていましたが圧倒的でした・・・
大引け間際には316千株の買いに対し13,000千株もの売りが出されました。
◆2017年4月24日 取引詳細情報
前日値 :607円
始値 :507円
高値 :507円
安値 :507円
終値 :507円(ストップ安)
出来高 :317,000株
時価総額:58,008百万円
そして大引け後にIRが出ました。
色々な思いはありますがまずはこのIRについての所感を書きたいと思います。
福建省での新保険目録に基づく補償等の実施開始のお知らせ
<出典 株式会社ジーエヌアイグループ IR情報>
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福建省での新保険目録に基づく補償等の実施開始のお知らせ
『中国人力資源社会保障部が2017 年2 月23 日に公表した国民基本医療保険、労災保険、出産医薬目録(2017 年版)(新保険目録)に基づく福建省の医薬品目録(最終版)にアイスーリュイが含まれた』
→待ち望んだアイスーリュイ保険実装完了・稼働の第1号となるのはやはり福建省のようです。
確か自己負担2割が適用されるはずです。
2Qからの売り上げ貢献に期待したいです。
『各省による保険目録の改訂とは別に入札に応じて落札を勝取る手続も必要で、その際には、アイスーリュイの価格調整を要請される場合もあります。』
→この文章だけを見ると不安を感じますがアイスーリュイは中国で唯一承認された特発性肺線維症(IPF)の薬なので落札されないことは考えにくいです。また、価格調整についても政府が据え置きを提言していることから大きく引き下げることも考えにくいです。(株主総会資料より)
『アイスーリュイは、これまでに落札した10 の直轄市もしくは省である北京、上海、天津、広東省、四川省、山東省、福建省、雲南省、広西省、湖北省に加え、最近では、江蘇省でも落札しております。』
→株主総会資料(3月23日)の時点では『北京、上海、広東省、山東省、福建省及びその他4つの省では既に当プロセスが終了している。』とありました。
この一か月で2つの自治区が落札されたことになります。
『また、今後、大半の省が改訂医薬品目録に基づいて補償を実施することにより、過日(2017年4月18 日)開示した2017 年度通期連結業績予想の内容を変更する必要が生じた場合には、速やかに開示してご報告いたします。』
→もう何回目でしょうか(笑)
やはり全ての省・管轄市の状況が見えない限り算定できないということかと思います。
これだけ連呼しているということはGNI(2160)としても大きな売り上げを期待しているということでしょうか。
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落札された省・管轄市の人口割合
今回のIRを基にアイスーリュイが落札された各省・管轄市の人口割合を纏めてみました。
順位 | 行政
区分 |
人口
(人) |
人口比(%) |
---|---|---|---|
1位 | 広東省 | 104,303,132 | 7.8 |
2位 | 山東省 | 95,793,065 | 7.2 |
3位 | 河南省 | 94,023,567 | 7.0 |
4位 | 四川省 | 80,418,200 | 6.0 |
5位 | 江蘇省 | 78,659,903 | 5.9 |
6位 | 河北省 | 71,854,202 | 5.4 |
7位 | 湖南省 | 65,683,722 | 4.9 |
8位 | 安徽省 | 59,500,510 | 4.5 |
9位 | 湖北省 | 57,237,740 | 4.3 |
10位 | 浙江省 | 54,426,891 | 4.1 |
11位 | 広西チワン族自治区 | 46,026,629 | 3.5 |
12位 | 雲南省 | 45,966,239 | 3.4 |
13位 | 江西省 | 44,567,475 | 3.3 |
14位 | 遼寧省 | 43,746,323 | 3.3 |
15位 | 黒竜江省 | 38,312,224 | 2.9 |
16位 | 陝西省 | 37,327,378 | 2.8 |
17位 | 福建省 | 36,894,216 | 2.8 |
18位 | 山西省 | 35,712,111 | 2.7 |
19位 | 貴州省 | 34,746,468 | 2.6 |
20位 | 重慶市 | 28,846,170 | 2.2 |
21位 | 吉林省 | 27,462,297 | 2.1 |
22位 | 甘粛省 | 25,575,254 | 1.9 |
23位 | 内モンゴル自治区 | 24,706,321 | 1.9 |
24位 | 上海市 | 23,019,148 | 1.7 |
25位 | 新疆ウイグル自治区 | 21,813,334 | 1.6 |
26位 | 北京市 | 19,612,368 | 1.5 |
27位 | 天津市 | 12,938,224 | 1.0 |
28位 | 海南省 | 8,671,518 | 0.7 |
29位 | 香港特別行政区 | 7,061,200 | – |
30位 | 青海省 | 6,301,350 | 0.5 |
31位 | 寧夏回族自治区 | 6,176,900 | 0.5 |
32位 | チベット自治区 | 3,002,166 | 0.206 |
33位 | マカオ特別行政区 | 552,300 | – |
自治区数 11/33(33%)
人口 568,318,272人/1,339,724,852人(42.4%)
自治区数・人口ともに半数はいっていないですがそれでもこの人口。
広東省だけで日本の人口に肉薄する程です。
中国というマーケットがいかに広大かが窺い知れます。
今回のIRの意図とは
本日のストップ安を見て、株主?それとも増資請負い先のモルガンに対しての配慮からか出されたと推測されます。
どちらに配慮してかは定かではありませんがGNI(2160)が株価に対して強く意識していることは間違いなさそうです。
ただ信用残が整理しきれていない状態でIRを出されたのはどうかなと思いました。
とことん膿を出し切ってからでも良かったのではないかと考えます。
それから個人的にはPTS(私設市場)は指標にはしていませんが覗いてみたらびっくりの出来高100万株超え。
PTSでこれ程の出来高は初めて見ます。
明日はどのような値動きになるか全く見当がつきませんが私の運用方針は一切変わりありません。
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