2013年資産運用の大きな含み損は自身の愚かさ故の結果ですが、酷い含み損銘柄を損切りすることが悔しくてなりませんでした・・・
<過去記事>
そしてそう思う中、行き着いた考えが『会社が倒産しない限り、そして利益確定しない限り損失ではない』でした。
この考えによって機会損失をしていたとも言えますが、当時の私には抱える含み損があまりにも大きかったことから精神衛生上こうするしか考えられませんでした。
従って、2014年以降の資産運用は2013年の負の遺産を救済すべく余剰資金の殆どをナンピンに充てています。
しかしその一方、この2014年は時間的余裕があり気になる銘柄がいくつかあったので1単元あたり5~20万円程度で購入できる銘柄の短期運用も行いました。
GNI(2160)の運用
『2013年資産運用状況』記事の締めにGNIだけは手放さなかった的なカッコ良い決め台詞を書いていますが、実を言うとそんなカッコいいものではなかったのです・・・
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少し話が遡りますが、私は2013年5月に初めてGNI(2160)の存在を知りました。
Yahoo!掲示板でアクセスランキング上位にランキングされ目に留まったのが始まりです。
当時のGNI(2160)は2013年初頭のF647(現名称:アイスーリュイ)製造販売許可申請提出、同薬の糖尿病腎症治療薬としての適応拡大のためのIND申請提出等が重なり、大きな期待から上場来高値の840円を付け激しく株価が変動している時期でした。
そして掲示板の情報を読んだ私の率直な感想は『何だかよく解らないけどこの会社が作った薬が中国市場に出回るみたい?今後凄いことになるという意見ばかりで期待できそうだ。』でした。
今思うと何とも情けない話ですがIR・決算資料を調べ理解することもなく、第三者の情報や周りの雰囲気で投資をしていたのですから2013年の結果はある意味必然だったのでしょう。
その後、増資等の影響もあり下落相場となりつつある局面でしたが当時は上市による会社の成長性への期待感からまだまだ株価は上がるという見解が多く、結局680~690円台で複数個買ってしまったのです・・・
この瞬間からGNI(2160)との長い付き合いが始まるのでした。
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2014年の運用に戻りますが、当時の運用方針は冒頭に記述した通り『損切りだけはしたくない。兎に角ナンピンで平均取得単価を落として逃げるチャンスを伺う』でした。
恥ずかしながらこの時期も会社の成長性とかは正直殆ど興味がなかったのです。
その後、余剰資金ができる度にナンピンをしていたのですが、株価はどんどん下落し500円台(ナンピン)→400円台(ナンピン)→300円台(ナンピン)と結果的には無駄に逆張りナンピンを繰り返していました。
これにより確かに平均取得単価は550円台まで落とせたのですが結局、いたずらに保有数量と含み損を拡大する羽目になりました。
そんな中、あるターニングポイントが訪れました。
この年の秋頃のことです。
平均取得単価が470~480円台まで落ちてきていたのですが、ついに長い含み損から僅かですが含み益となる瞬間が訪れたのです。
予定通り素早く利確してサヨナラをするつもりでした。
・・・が結局利確することができませんでした。
そして、そうこうしている内に500円あたりを高値に株価は下落していき再度含み損生活に舞い戻ってしまうのでした・・・
・・・何故利確しなかったのか
『2013年に自身が撒いた種の結果とはいえ苦痛を味わい耐え忍んだ・・・だからその代償にもっと大きな対価が欲しかった・・・』
これが正直な気持ちでした。
その後、『やはり利確しておけば・・・』と激しく悔やみました。
しかし今思えば売らなくて良かったと心から思っています。
(本日現在、1単元も売っていません)
仮に当時売り抜けていたとしても、恐らく忌まわしい記憶と苦痛の解放感からGNI(2160)には2度と戻って来なかったのではと思います。
そしてこの出来事を契機に自分の考え方を改めなくてはならないと自覚しました。
その会社が今どんな状況にあるのか?
その会社は将来に向け何を目標にしてどのように進もうとしているのか?
その会社に隠れたリスクは存在するのか?
これ等のことを人からの情報ではなく、自分自身が調べしっかり理解しなければいつが買い時で、いつが売り時なのか判別できないと痛感したからです。
(勿論、判断できたとしても外的要因やタイミングで思い通りにならないのが株式投資の難しいところでもあります。)
大泉製作所(6618)の運用
この会社の存在を知ったのは2014年8月に同社が発表したIR『独ロバート・ボッシュGmbHとの直接取引による欧米自動車メーカーへの採用についてのお知らせ』からでした。
過去の記事でも書きましたが私は車が趣味であったため、ボッシュ社の製品も使ったことがあり同社の世界的ブランド力・会社規模は調べるまでもなく認識していました。
聞いたこともないような無名な部品製造会社(当時の私の認識)が世界のボッシュと直接取引するという情報を得たものですから直感的にこれはとてつもなく凄いことだと感じました。
この頃、上場来高値の1800円を記録し下落相場ではありましたが900円~1,100円で複数個購入しました。
ただ、このIRは私の感覚同様に思惑で相場が急騰したため、同年の四半期及び通期決算が出る頃には700円台まで下落し大きな含み損となっていました。
会社の将来性は多少理解できていても、この加熱した思惑相場が去って株価が落ち着くまで待てなかったのがまだまだ素人だったなぁ・・・と痛感しています。
その他の運用
この2014年はデスクワークがメインであったこともあり休憩中だけでなく業務中に株式取引を行っていました。
(良い子はマネしないでください)
実際には社内セキュリティや周りの目もあるので取引は自分のスマホで行っていました。
取引としてはデイトレードやスイングトレードが主でした。
証券会社の過去取引CSVが取り出せたので当時の記録を以下に振り返ってみます。
DWTI(4576)+3,5336円
ガンホー(3765)-6,016円
メガネスーパー(3318)+7,252円
日本一ソフトウエア(38510)+17,248円
日本通信(9424)+9,407円
KLAB(3656)-8,745円
DDS(3782)-1,788円
ミクシィ(2121)+45,694円
イヌイ倉庫(9308)-7,342円
合計+91,319円
こうして見ると当時流行った銘柄に食らいついていたことが窺えます。
そして約1年間でたった+9万円ではありますが損益プラスになっていたようです。
(これは今集計してみて初めて気づきました。)
確か損切りマイルールも作って売買していたので本格的投資2年目としては検討していたのだなと思い返しています。
しかしこの年以降、以下の理由から短期取引はしていません。
・ポジションを取ったら仕事に全く身が入らずスマホに集中してしまう。
・日中の業務が滞り、残業で帳尻を合わすことになる。
・周りの目が気にしながら操作していたら買うつもりが誤って売ってしまった。
・その後、売買のときはトイレで集中して行うようにしたら周りから体調を心配された。
・そもそも社会人として労働を対価に給料を貰っているのでこんなことをしていてはいけない・・・
短期取引は常に複数のモニタの前で動向を監視し情報を収集しなくてはならないので片手間での取引はとても無理だと感じました。
兼業するならやはり本業の会社員としての責務をしっかり果たした上で休憩中に、かつ余剰資金で行うものですね。
反省・・・
2014年末の運用状況(概算)
買付金額 : 4,200,000円位
評価金額 : 1,800,000円位
損益率 : 42.9%
損益額 : -2,400,000円位
<つづく>
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私も仕事をしながらです。確かに本業に集中できなくなりますよね(笑)
しかしGNIは短期ではなくそのうち上がるだろうという楽観的(こんな考えではダメ)に考えでいるので年末まで気絶作戦にします。
というものリミックスの大波で我慢を覚えたので、GNIののんびりの方が自分に合っていると感じました。
このブログは本当に勇気づけられます。
これからのブログも楽しみに拝見させていただきます!!
>autoさん
ご自身の投資スタイルで投資されることが一番良いことかと考えていますが、GNIに関しては気絶作戦は非常に有効な作戦だと思います(笑)
個人的所感だったり、書いている予想を外してばかりですがすがそう思って頂けて嬉しく思います。